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4月21日、名古屋の倶利伽羅不動寺にて滝行を行ってまいりました。
今回は5名での参加。春のやわらかな陽ざしの中、それぞれの想いを胸に滝に打たれ、心身を清めるひとときを過ごしました。
気温は暖かかったのですが、水温はやはり冷たく、初めの一歩には少し勇気が必要でした。
とはいえ、2月に参加した時のような、足の感覚がなくなるほどの厳しさに比べると、今回はかなり楽に感じられました。
自然の冷たさに身をゆだね、無心で手を合わせるその時間は、自分自身と向き合う貴重なひとときです。
終わったあとは、身体は冷えても心はとてもすっきり。
滝行がもたらしてくれる“浄化”の力を、あらためて実感することができました。
そして次回の滝行は、6月11日・椿大神社へ行く予定です。
現在、13名の方が参加を希望されており、にぎやかで力強い行となりそうです。
初めての方も、経験者も、それぞれの祈りを胸に、自然と向き合う時間を楽しみにしております。

4月30日の早朝、関善光寺にオランダからお越しくださったお二人が宿坊体験に参加されました。
この日のプログラムは朝6時からスタート。まだ静けさの残る境内にて、まずは朝の鐘撞きから。お二人には鐘を実際についていただきました。ゆっくりと心を込めて撞かれた鐘の音が、朝の空に静かに響いていきました。「この音を聞いた瞬間、時差ボケも忘れました」と笑いながら話してくださったのが印象的でした。
その後は本堂での**朝のお勤め(勤行)**にご一緒いただきました。読経の声に耳を傾けながら、静かに手を合わせる姿には、国や宗教の違いを超えた祈りの形を感じました。
次に体験いただいたのは座禅。はじめは足の組み方に少し戸惑いもありましたが、姿勢を整え、呼吸を意識していく中で、徐々に心が落ち着いていく様子が伝わってきました。終わった後、「とても新鮮な感覚でした」と感想をいただきました。
最後は写経体験。一文字一文字、筆に集中しながら丁寧に書き進めていく姿には、日本人以上の真剣さが感じられました。写し終えた後には、「こんなに静かな時間を持ったのは久しぶりです」と、感慨深い表情を見せてくださいました。
およそ2時間の宿坊体験でしたが、お二人にとっては日本文化と仏教の精神にふれる、かけがえのないひとときとなったようです。私たちにとっても、異文化交流の喜びを改めて感じる、心温まる朝となりました。
またいつか、日本を訪れる際には、ぜひ関善光寺にもお立ち寄りください。


大仏殿のすぐ横、崖にぽっかりと口を開けた小さな横穴。これまでその場所には如意輪観音様が静かにお祀りされ、柵が設けられて中には入れないようになっていました。足元には美しく玉石が敷かれ、いつしかその上に土砂が積もり、すっかりその姿を隠していたのです。
ところが昨年の秋、ふと「この中には、何かあるのではないか」と胸騒ぎのような気持ちに駆られました。如意輪観音様には別の場所へお遷りいただき、思い切って柵を外し、土砂を手作業で掘ってみることにしました。
すると、驚いたことに地中から水がじわじわと湧き出してきたのです。これはただ事ではないと感じ、さらに手彫りで掘り進めましたが、全体の3分の1を掘ったところで素人の力では限界がありました。そこで、専門の業者さんに協力をお願いし、残りを丁寧に掘り進めていただいたところ……思いがけないものが姿を現したのです。
その中ほどに、深さ1〜2メートルほどの“竪穴”があり、そこから清らかな水がこんこんと湧き出ていました。まさしく、安桜山の伏流水――山の懐からの恵みでした。
さらに調べを進めていくと、なんと158年前の古い境内図に、この場所の記録が残っていたのです。そこには、しっかりと「岩窟龍神泉(がんくつりゅうじんせん)」と記されていました。
かつての参拝者の方々が「ここでお銭を洗うと良い」と話していたことを思い出しました。長い年月を経て忘れられていた霊泉が、今まさに再び姿を現そうとしています。
現在はまだ少し濁りがありますが、今後も丁寧に中の土を取り除き、清らかな透明な水が流れるよう整えていく予定です。やがては皆さまにもこの場所で龍神さまのお恵みを感じていただける日がくることでしょう。
自然の神秘と、寺の歴史が重なりあう小さな奇跡。どうぞ、これからの変化にもご期待ください。

〜冷たい水の中に、熱い祈りを込めて〜
4月21日、名古屋の俱利伽羅不動寺にて、5人で滝行を行ってきました。
まるで初夏のような陽気のなか、空は澄み渡り、風もやわらかく、滝に打たれるには絶好の日和――と言いたいところですが……水の冷たさは、そんな気候に一切関係ありませんでした!
岩肌から勢いよく落ちる滝の水は、身体を刺すように冷たく、最初は息を呑むほど。でも、その冷たさの先にあるのは、不思議と心がすーっと静かになっていく感覚。あの一瞬、世間の雑音も、日々のざわめきも、すべてが水に洗い流されていくようでした。
実は、滝行にハマったのは昨年の5月ごろから。最初に体験したのは三重の椿大神社で、そこにはこれまでに4回通いました。俱利伽羅不動寺は今回が2回目。そして岐阜の不動院でも一度体験しています。それぞれの滝には、それぞれの「気」があるようで、訪れるたびに違った心の景色が見えるのです。
俱利伽羅の滝は、特に水の勢いが強く、身も心も引き締まるような感覚を味わえます。大きな声で不動真言を唱えながら打たれていると、不思議と自然と一体になったような感覚に包まれていきます。
終わったあとは、身体は冷えているはずなのに、なぜか心の奥からぽかぽかと熱が湧いてくる――そんな不思議な体験でした。
これからも、心と身体を清めるこの滝行という修行を、楽しみながら続けていきたいと思っています。
次はどこの滝に打たれようか……そんなことを考えるだけで、またワクワクしてきます。


富加町にある「白華山 清水寺(はっけさん きよみずでら)」を訪れました。今回は、美濃西国三十三観音霊場のご開帳の時期に合わせての参拝。普段は拝むことができないご本尊が御開帳されているということで、静かな期待を胸に向かいました。
清水寺は、岐阜県加茂郡富加町の山あいに位置する、自然豊かで歴史あるお寺です。創建は平安時代初期の大同3年(808年)、坂上田村麻呂の命によって僧・延鎮が開山したと伝えられています。当初は真言宗の寺院でしたが、江戸時代中期頃より臨済宗妙心寺派の末寺として現在に至ります。
境内に足を踏み入れると、凛とした空気が漂い、四方を取り囲む木々と、遠くから聞こえてくる滝の音に心がスッと静まっていきました。本堂へと続く石畳の参道には、美濃三十三観音の幟が風に揺れており、今日が特別な一日であることを物語っていました。
このたびご開帳されていたご本尊は、国の重要文化財にも指定されている木造十一面観世音菩薩坐像。藤原時代の作とされ、非常に柔和なお顔立ちと気品に満ちたお姿は、まさに信仰の象徴。静かな本堂の中で手を合わせると、時間がゆっくりと流れていくような感覚に包まれました。
また、清水寺には岐阜県指定の重要文化財も多く、特に「二天門」はその美しさと重厚感でひときわ目を引きます。持国天・増長天を祀るこの山門は、江戸時代中期の建立とされ、入母屋造りの上層をもつ望楼風の構造がとても珍しいものです。
境内には硯川が流れており、小さな滝がいくつかあります。そのうちの一つでは、実際に滝行も行われているそうで、自然と一体となって心身を清める修行の場としても知られています。今回の訪問時にも、滝の水音が心地よく響いており、まさに“心の洗濯”といえるひとときでした。
自然、歴史、信仰が美しく調和した清水寺。春の新緑、秋の紅葉、そして季節ごとの行事と、何度訪れても新しい魅力を感じることができるお寺です。ご開帳の時期に参拝できたことは本当にありがたく、観音さまの優しいまなざしに背中を押していただけたような思いです。
また時間を見つけて、静けさに包まれたこのお寺にふらりと立ち寄ってみたいと思います。