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昨年より滝行を始め、はじめは整備された場での体験に留まっていましたが、いつしか自然の中に身を投じる本格的な修行を求めるようになりました。山奥に分け入り、岩間から流れ落ちる清らかな滝に打たれるその時間は、喧騒から遠く離れた、まさに異界のような空間です。
滝の音は万物の雑念を打ち消し、冷たい水は肌を刺すようにして心身の垢を洗い流します。ただじっと合掌し、数珠を握りしめながら、滝に打たれる――それだけの行為に見えて、そこには言葉にならない気づきと祈りが満ちています。
自然の力に身を委ねるこの体験は、単なる我慢や挑戦ではなく、自己と深く向き合う時間であり、己の弱さや迷いを受け入れ、手放していく過程でもあります。滝の中で耳に響くのは、自らの鼓動と呼吸、そして自然の声。冷水の中にあって、むしろ心は静まり、逆に「熱」を帯びていくような感覚があります。
このような滝行を通じて、自分の中にある「祈りのかたち」が少しずつ輪郭を帯びてきたように感じています。心をまっさらにし、ただ目の前の滝にひたすら打たれる。現代では貴重になった、何者でもなく、何も持たない「裸の心」で向き合える時間。
いずれはこの滝行を、信仰や宗派を超えて、静かに自然の力と向き合いたいと願う人たちと分かち合っていけたら…そう思うようにもなりました。
今後も、四季折々の自然に身を委ねながら、己を見つめる時間を大切にしていきたいと思います。

病の気を、へちまにそっと封じ込める――
天台の古法「へちま加持」は、中秋の満月に合わせて各地で伝えられてきた祈りです。満ちた月が欠けていくように、患いも次第に薄らぐよう願いを託す行。ぜんそく・咳の平癒や諸病退散を祈る作法として受け継がれてきました。
関善光寺でも、へちまに「病気封じ」「ボケ封じ」「ガン封じ」の祈りを込めてご加持を厳修いたします。へちまは“穢れを吸い取る”象徴として扱われ、身代わりとなって難を請け負う――素朴な瓜の実に、昔人の切なる願いが宿ります。
【日程】10月6日(月)
【時間】9:00/11:00/13:00(各回とも開始10分前までに受付)
【授与】当日ご参列が叶わない方には、へちまの護符・御守を郵送対応可
【場所】関善光寺(岐阜県関市)
ひと息、胸の内に風を通すように。
どうぞ静かな祈りの時間にお運びください。



全国には「戒壇めぐり」「地獄めぐり」「胎内めぐり」と呼ばれる体験が五十四ヶ寺にございますが、関善光寺の戒壇めぐりは日本で唯一、卍(まんじ)の形をした戒壇めぐりとして広く知られております。
漆黒の闇の中、全長は四十九メートル。これは人が亡くなってから成仏するまでの「四十九日」にちなみ、その道程を象徴していると伝えられております。
通路の最も奥、秘仏の御本尊の真下には金属の錠前がございます。この錠前は秘仏と紐で結ばれており、手に触れることで直接仏さまからご利益を授かることができると古くから語り継がれてまいりました。
多くの方は「しばらくすれば目も慣れるだろう」と思われますが、この戒壇めぐりはまさに一寸の光も届かぬ闇。決して目が慣れることはございません。闇を手探りで進む恐怖に足を止める方もありますが、出口にたどり着いた時には誰しもがほっと安堵し、そして光の尊さを改めて実感されます。
「目が見えることのありがたみ」「光があることのありがたみ」。
一見、当たり前に思えることが、実はどれほど尊い恵みであるかを、身をもって感じていただけるのです。
世の中には、私たちが当然と思っていることを当然とは思えない方々が多くいらっしゃいます。だからこそ、今ここにある日常を「ありがたい」と受け止める心こそが、仏さまとより良きご縁を結ぶ道となるのです。
おめぐりの際にお渡しする拝観シールは、左手の甲に貼っていただきます。暗闇の中で静かに光り、巡り終えた後は携帯電話などに貼ればそのまま御守りシールとなります。
見えない力に導かれるように進む四十九メートル。
光の尊さと仏縁のありがたみを全身で感じていただけることでしょう。
どうぞ、この唯一無二の戒壇めぐりをぜひご体験ください。
https://www.instagram.com/p/DNjvNCmTBMC/?hl=ja



このたび、関善光寺(宗休寺)がKADOKAWA発行の観光情報誌『岐阜Walker 2025 SUMMER』に掲載されました。今回の特集テーマは「大自然と遊ぼう!」。“涼ハイキング”や“秋の絶景”など、岐阜の四季折々の魅力が満載の一冊です。
関善光寺は「1泊2日で巡る岐阜旅」特集の中の2日目立ち寄りスポットとして紹介されており、安桜山の麓に位置する、歴史あるお寺として取り上げていただきました。本堂は信州善光寺を模して10年の歳月をかけて建立されたもので、県内唯一の「木造阿弥陀如来立像」文化財指定を受けた仏像を安置しております。
誌面では、そんな本堂の美しい外観と、境内奥にある洞窟の霊場「戒壇めぐり」入口の写真も紹介されています。特に「関の町を見渡す高台にある、静けさと趣のある寺院」として、心を落ち着ける旅のひとときを過ごす場としておすすめいただきました。
皆さまのご参拝を心よりお待ち申し上げております。

関市の紙芝居グループ「孫六座」さんが、結成15周年の節目に、関善光寺の歴史をテーマにした新しい紙芝居を制作してくださいました!
開基の由来や御本尊のこと、火災と再建の物語、そして平成の大改修まで…
丁寧に調べ、心を込めて描かれた紙芝居は、子どもから大人までわかりやすく楽しめる内容になっています😊
代々受け継がれてきたお寺の歴史を、こうして形にしてくださったことに、心より感謝申し上げます。
孫六座の皆さま、本当にありがとうございます。
この紙芝居を通して、多くの方に関善光寺の歩みを知っていただけたら嬉しいです🌿