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日本で唯一 卍戒壇巡り

2025年08月19日カテゴリー:ブログタグ:


関善光寺の戒壇めぐり

全国には「戒壇めぐり」「地獄めぐり」「胎内めぐり」と呼ばれる体験が五十四ヶ寺にございますが、関善光寺の戒壇めぐりは日本で唯一、卍(まんじ)の形をした戒壇めぐりとして広く知られております。

漆黒の闇の中、全長は四十九メートル。これは人が亡くなってから成仏するまでの「四十九日」にちなみ、その道程を象徴していると伝えられております。

通路の最も奥、秘仏の御本尊の真下には金属の錠前がございます。この錠前は秘仏と紐で結ばれており、手に触れることで直接仏さまからご利益を授かることができると古くから語り継がれてまいりました。

多くの方は「しばらくすれば目も慣れるだろう」と思われますが、この戒壇めぐりはまさに一寸の光も届かぬ闇。決して目が慣れることはございません。闇を手探りで進む恐怖に足を止める方もありますが、出口にたどり着いた時には誰しもがほっと安堵し、そして光の尊さを改めて実感されます。

「目が見えることのありがたみ」「光があることのありがたみ」。

一見、当たり前に思えることが、実はどれほど尊い恵みであるかを、身をもって感じていただけるのです。

世の中には、私たちが当然と思っていることを当然とは思えない方々が多くいらっしゃいます。だからこそ、今ここにある日常を「ありがたい」と受け止める心こそが、仏さまとより良きご縁を結ぶ道となるのです。

おめぐりの際にお渡しする拝観シールは、左手の甲に貼っていただきます。暗闇の中で静かに光り、巡り終えた後は携帯電話などに貼ればそのまま御守りシールとなります。

見えない力に導かれるように進む四十九メートル。

光の尊さと仏縁のありがたみを全身で感じていただけることでしょう。

どうぞ、この唯一無二の戒壇めぐりをぜひご体験ください。
https://www.instagram.com/p/DNjvNCmTBMC/?hl=ja

【「岐阜Walker 2025夏号」に関善光寺が掲載されました】

2025年07月29日カテゴリー:ブログ

このたび、関善光寺(宗休寺)がKADOKAWA発行の観光情報誌『岐阜Walker 2025 SUMMER』に掲載されました。今回の特集テーマは「大自然と遊ぼう!」。“涼ハイキング”や“秋の絶景”など、岐阜の四季折々の魅力が満載の一冊です。

関善光寺は「1泊2日で巡る岐阜旅」特集の中の2日目立ち寄りスポットとして紹介されており、安桜山の麓に位置する、歴史あるお寺として取り上げていただきました。本堂は信州善光寺を模して10年の歳月をかけて建立されたもので、県内唯一の「木造阿弥陀如来立像」文化財指定を受けた仏像を安置しております。

誌面では、そんな本堂の美しい外観と、境内奥にある洞窟の霊場「戒壇めぐり」入口の写真も紹介されています。特に「関の町を見渡す高台にある、静けさと趣のある寺院」として、心を落ち着ける旅のひとときを過ごす場としておすすめいただきました。

皆さまのご参拝を心よりお待ち申し上げております。

📖✨紙芝居で伝える関善光寺の歴史✨📖



関市の紙芝居グループ「孫六座」さんが、結成15周年の節目に、関善光寺の歴史をテーマにした新しい紙芝居を制作してくださいました!

開基の由来や御本尊のこと、火災と再建の物語、そして平成の大改修まで…

丁寧に調べ、心を込めて描かれた紙芝居は、子どもから大人までわかりやすく楽しめる内容になっています😊

代々受け継がれてきたお寺の歴史を、こうして形にしてくださったことに、心より感謝申し上げます。

孫六座の皆さま、本当にありがとうございます。

この紙芝居を通して、多くの方に関善光寺の歩みを知っていただけたら嬉しいです🌿

 

【全国善光寺会役員会 in 善光寺】

全国善光寺会役員会のため、信州・善光寺を訪れました。

雨の善光寺は、石畳にしっとりと光が映り、山門や御本堂が一層荘厳な趣を湛えておりました。

会議では、令和7年10月26日・27日に開催される「第16回善光寺サミット」や、令和9年4月4日(日)から77日間にわたって行われる「善光寺前立御本尊ご開帳」、さらにその期間中に執り行われる「全国善光寺会お練り大法要」の日程について、熱心な協議がなされました。

仏縁をつなぎ、次代へと受け継いでいくための大切な時間となりました。

合掌

 

✾ 井戸より湧く清流、境内に滝の音 ✾

2025年06月19日カテゴリー:ブログタグ:

〜 滝行ができるお寺を目指して 〜

関善光寺には、今からおよそ270年前より伝わる古井戸がございます。

長らく静かに佇んでおりましたが、昨年秋に清掃を行ったところ、想像以上に豊かな水が湧き出ていることがわかりました。

これまで、境内に池や水の流れをつくりたいという思いはあっても、水源が無く実現は難しいものでした。

ところがこの井戸の水量を確認したことで、その願いがようやく動き出したのです。

井戸の中には水中ポンプを、井戸のそばにももう一基ポンプを設置し、その水を大仏殿横の崖へと引いて、小さな「滝」をつくりました。

現在、この滝を活かして「滝行」ができる場を目指し、コツコツと整備を進めております。

本格的には7月頃から滝行が体験できるよう準備を進めており、自然の中で心身を清める貴重な時間を提供できるよう心を込めて整えております。

夏の暑さで参拝が少なくなる季節に、涼やかな水音と清らかな気が流れる場所として、皆さまに静かな癒やしと祈りの空間をお届けできればと願っております。

ぜひ、境内に生まれた新たな風景をご覧にお越しください。

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