〜冷たい水の中に、熱い祈りを込めて〜
4月21日、名古屋の俱利伽羅不動寺にて、5人で滝行を行ってきました。
まるで初夏のような陽気のなか、空は澄み渡り、風もやわらかく、滝に打たれるには絶好の日和――と言いたいところですが……水の冷たさは、そんな気候に一切関係ありませんでした!
岩肌から勢いよく落ちる滝の水は、身体を刺すように冷たく、最初は息を呑むほど。でも、その冷たさの先にあるのは、不思議と心がすーっと静かになっていく感覚。あの一瞬、世間の雑音も、日々のざわめきも、すべてが水に洗い流されていくようでした。
実は、滝行にハマったのは昨年の5月ごろから。最初に体験したのは三重の椿大神社で、そこにはこれまでに4回通いました。俱利伽羅不動寺は今回が2回目。そして岐阜の不動院でも一度体験しています。それぞれの滝には、それぞれの「気」があるようで、訪れるたびに違った心の景色が見えるのです。
俱利伽羅の滝は、特に水の勢いが強く、身も心も引き締まるような感覚を味わえます。大きな声で不動真言を唱えながら打たれていると、不思議と自然と一体になったような感覚に包まれていきます。
終わったあとは、身体は冷えているはずなのに、なぜか心の奥からぽかぽかと熱が湧いてくる――そんな不思議な体験でした。
これからも、心と身体を清めるこの滝行という修行を、楽しみながら続けていきたいと思っています。
次はどこの滝に打たれようか……そんなことを考えるだけで、またワクワクしてきます。